みどころ、ききどころ満載
日本歌手協会「第48回 歌謡祭」
恒例の日本歌手協会「歌謡祭」、本年は2年ぶりに、東京中野サンプラザホールで9月29日、30日に有観客で開催します。
コロナの感染防止対策を徹底し、5回公演すべて出演者、曲目、プログラムを替えて合計150曲以上の歌声を集結、「歌の力」をお届けします。
プログラム付のSS席12,000円からB席3,000円まで、チケットのお問い合わせは日本歌手協会事務局 (TEL:03-6280-4230 / 受付時間:10時〜21時) までどうぞ!
@東京オリパラを振り返る!
コロナ禍に人々に勇気を与えた東京2020オリンピックパラリンピックを歌で振り返ります。1964年の「東京五輪音頭」を福田こうへいが歌うのをはじめ、金メダルをとった種目を歌で再現します。まさに「歌の力」。
柔道の「姿三四郎」を姿憲子、ボクシングは「あしたのジョー」を尾藤イサオ、さらにレスリングは「タイガーマスク」。えっ?なんとこのアニメ主題歌を最初に歌った森本英世が登場し、「行け!タイガーマスク」を熱唱します。ほかにも金メダルと同時に大谷選手の記録更新も気になる野球の歌として、昨年度の歌手協会最優秀新人賞受賞の青山新が野球のユニホーム姿で「野球小僧」を歌い、来年の冬季五輪の中国やアジアでも愛唱されている「北国の春」を千昌夫が、次回の夏季オリンピックの「パリの屋根の下」をシャンソンのクミコが歌います。(29日夜の部)
A小林亜星さん、伊藤アキラさんを偲ぶ
5月に亡くなった作詞家の伊藤アキラさん、作曲家の小林亜星さんの作品を集めるコーナーも! 伊藤作品からは渡辺真知子が「かもめが翔んだ日」を、小林作品からはダ・カーポの「野に咲く花のように」のほか、「北の宿から」「酒は大関こころいき」などが登場! シークレットゲストが登場して歌います。(29日昼の部)
Bひとつの曲を二人が育てた?!
カラオケヒット曲としてもおなじみの演歌の傑作「他人船」「浪花節だよ人生は」。実はこの歌たち、最初に歌った歌手とヒットさせた歌手が異なります。
「他人船」は三船和子が1965年に発売しましたが、その後三船は交通事故で歌手を引退、1971年に小野由紀子が歌い始め、10年後に100万枚突破の大ヒット曲に育てました。またまた「浪花節だよ人生は」を1976年、最初にリリースしたのは小野由紀子。しかし小野は「他人船」がヒットし始めたこともありこの歌は忘れられた存在に。それを1985年、浪曲師の木村友衛が歌うと大ヒット、各社競作18人を数えました。なんと今回は、前代未聞! 「他人船」を三船和子と小野由紀子が、「浪花節だよ人生は」を小野由紀子と木村友衛がコラボして歌うという企画が実現します。(29日昼の部)
C「酔っぱらっちゃった」のオリジナルシンガー初出場
カラオケヒットナンバー「酔っぱらっちゃった」を1982年に歌った内海美幸は、その後結婚しニュージーランドへ移住しました。しかしコロナ禍、日本にいる高齢の父母にいつでも会えるようにと帰国。帰国中のタイミングを計り、数十年ぶりのテレビ出演で「酔っぱらっちゃった」を披露します。「母がどうしても見たいというので、会場に呼んでいます。親孝行ができます」と話しています。(29日昼の部)
D出演決まっていたボニーは3人で!
今回の出演が決まっていたボニージャックスのトップテナー、西脇久夫さんが8月30日に亡くなりました。構成で司会の合田道人は「お電話で出演依頼をしたときはお元気だったんですよ。西脇さんと曲目も決めていたんです」。
その歌「北帰行」を西脇を抜いた3人のボニージャックスで届けることになりました。(29日昼の部)
E噂の人力車、俥夫たちが新人賞!伍代夏子が歌います
今後の歌謡界の活躍が期待される歌手に贈られる「日本歌手協会 最優秀新人賞」に東京力車が決定しました。彼らは浅草で観光客のため人力車を引く現役俥夫たち。ステージでは受賞曲の「ニビイロ・トーキョー〜チャンチキおけさ」を踊りながら披露するほか、司会の伍代夏子を人力車にのせて登場、伍代が「車屋さん」を歌います。喉の痙攣性発声障害を患った伍代の歌声復活もみもの、ききものです。(29日昼の部)
F司会者還暦!真っ赤な衣装で生まれた年の歌パレード
本年度の司会は理事長で構成家でもある合田道人と、1回目29日昼の部は伍代夏子、夜の部は川中美幸、30日午前の部は松原のぶえ、昼の部、香西かおり、夜の部に森口博子がお相手しますが、合田、伍代、松原の3人は今年めでたく還暦を迎える。そのため3人とも真赤な和服姿で司会、自らたちももちろん生まれた年の1961年のヒット曲がたくさん飛び出します。こまどり姉妹、アントニオ古賀、白根一男ら80歳を超えたベテランたちがそれぞれのヒット曲を歌うほか、後輩歌手たちが「王将」「コーヒー・ルンバ」「君恋し」「じんじろげ」など、“1961ヒットパレード”を送ります。(29日昼の部・30日午前の部)
G坂本スミ子、ジェリー藤尾を追悼!九ちゃん夫人も
伝説のバラエティー音楽番組「シャボン玉ホリデー」、「夢であいましょう」は放送開始60年の節目の年です。ザ・ピーナッツが歌った「シャボン玉ホリデー」のテーマソングを、当時のレギュラー、伊東ゆかりが娘の宙美とデュエット、ピーナッツのヒットソングも登場します。また「夢であいましょう」コーナーでは、今年1月に亡くなった坂本スミ子さんが歌ったテーマ曲や、8月に物故したジェリー藤尾さんの「遠くへ行きたい」などを田辺靖雄、九重佑三子が追悼して歌います。さらに「夢であいましょう」から生まれた坂本九さんの「上を向いて歩こう」を未亡人の柏木由紀子さんが当時の歌仲間たちと一緒に歌います。(30日昼の部)
H五輪閉会式再現か?日本の心、全国民謡うたくらべ
東京オリンピック2020の閉会式でも話題になった日本の伝統芸能、民謡をたっぷりと。公益財団法人日本民謡協会の演者とのコラボレーションで、司会の香西かおりの「東京音頭」はじめ、金沢明子の「津軽じょんがら節」、原田直之の「花笠音頭」などが登場、手拍子の輪が広がります。(30日昼の部)
I歌手協会米国友の会発足!詩吟を披露
「日本の文化を守ることを応援したい」とアメリカの日系人の有志たちによって発足された「日本歌手協会 米国友の会」の会長が開催2週間前に日本入り。当日は登壇し熱き日本への思いを語ります。またアメリカで流行している日本文化の詩吟を家元の石原詢子が「武田節(詩吟入り)」を披露します。(29日夜の部)
Jコロナに負けるな!「がんばれがんばれ」と武田鉄矢が
今回のメインテーマは「コロナに負けるな!」歌で勇気を取り戻そうと、武田鉄矢が歌で声援を送ります。その題名はズバリ!「声援」。「がんばれがんばれ…」と海援隊のメンバーとともに届けます。さらに故郷を思い、原点の歌「母に捧げるバラード」を語り歌います。(29日夜の部)
K40年ぶりのステージ?ミス平凡、井手せつ子が登場!
昭和40年代の歌謡界を席捲した歌手の久々のステージ登場も話題です。1967年、「コロムビア歌謡コンクール」で優勝しデビューを飾り「ミス平凡」として人気を得た井手せつ子が、約40年ぶりのテレビ出演でデビューヒット曲の「黒い霧の街」を披露。さらに昨年のスタジオ収録で40年ぶりにテレビで歌った「花の手拍子」の英亜里がとうとう40年ぶりに観客を前に歌います。また作詞作曲家の浜口庫之助夫人の渚まゆみも久々にヒット曲「奪われたいの」であの頃のお色気で男性たちをノックダウンさせます。(30日昼の部ほか)
L合唱団の子どもとともに未来へつなぐ感動の歌!
一般社団法人童謡学会とのコラボレーションとして日本の児童合唱団として88年の歴史を持つ音羽ゆりかご会の子どもたちが参加。弦カルテットとピアノ、アコーディオンの小編成クラシカルバンドの演奏で、五木ひろしと「日本に生まれてよかった」、新沼謙治と「ふるさとは今もかわらず」、青い三角定規の西口久美子と「太陽がくれた季節」など世代を越えた意味ある感動の歌を届けます。(30日夜の部)
Mアクリル板でのデュエット合戦!
カラオケも自粛、ましてやデュエットなどもってのほかの空気が流れる中、今回は舞台上にアクリル板を設置して、デュエットヒットソングの数々を特集します。小林幸子と美樹克彦コンビでヒットした「もしかしてPARTU」の久々のデュエットはじめ、ロス・インディオスは森口博子とともに「別れても好きな人」、田辺靖雄、九重佑三子の「いつもの小道で」、黒沢博の「三年目の浮気」などズラリ! そんな中で「アイドル歌手になるのが夢だった」と語る「ゲッツ!」のお笑い芸人、ダンディ坂野が「歌謡祭」初参加。大石まどかと一緒にレコーディングした藤谷美和子が歌った「愛が生まれた日」を披露する。(30日昼の部)
Nずうとるびが41年ぶりに再結成!
1970年代のアイドルグループのずうとるびが、41年ぶりに再結成しました。最初の4人のメンバー山田隆夫、さらに山田が脱退後に新たにメンバー入りした池田善彦を加えての5人体制で登場し、あの懐かしいヒット曲「みかん色の恋」をお届けします。このコーナーは当時のアイドル歌手たちが勢ぞろい。司会の森口博子が、アイドルの先輩桜田淳子の「しあわせ芝居」、「スター誕生!」から飛び出した伊藤咲子の「ひまわり娘」、コメットさんこと大場久美子も登場です。(30日夜の部)
O88歳菅原洋一奇跡の歌声
今回のステージの最高齢者は女性はコロムビアローズ(30日昼の部出演)と男性は菅原洋一(30日夜の部出演)の88歳。米寿を迎えて元気に出演、コロムビアローズは自分が一番好きな歌として1955年、森繁久彌主演の映画主題歌「渡り鳥いつ帰る」を久々に歌唱する。さらに88歳の記念シングル「歌よ・・・あなたが居たから」を吉幾三から提供された菅原洋一は、現役感あふれる奇跡の歌声で全公演のラスト会でのトリで記念曲と「マイ・ウェイ」を披露。感動の歌声が期待される。(30日夜の部)